八丈島遠征 磯釣り

晩秋になるとそろそろメジナのシーズンが始まり、シーズンは3月末まで続きます。八丈島では、5月の連休まで。

10月以降、4回も房総半島南端の岩場に渡船を予約したのですが、海が荒れて一度も渡れませんでした。晩秋から2月になっても太平洋側の低気圧が発達しました。八丈島も2月はほとんど釣りできる状況ではありませんでした。この低気圧のおかげで関東は大雪でしたね。3月なら大丈夫だろうと期待して1ヶ月以上前から八丈島の釣り宿の「もろこや」さんを予約しました。ですが、3月2, 3日もまた低気圧でした。8、9日は寒いが、低気圧は北海道あたりで猛威をうるってますが、関東への影響はないので、磯釣りはできそうです。

国内線での遠征は、海外出張で貯めたマイレージがたくさんありますので、飛行機はタダですみます。むしろ東海汽船で行く三宅島より安く済みます。朝5時半過ぎに自宅を出ると8時半には八丈島の宿に着き、宿で着替えて、弁当の買い出し、餌の準備を終えて、渡船に乗って、10時には、八丈島沖の小島の岩場で釣りをしています。上がりが4時なので土日一泊でたっぷり釣りを楽しめます。

(八丈島 小島より)


(渡船 優宝丸)

八丈小島 は昔は人がすんでいましたが、今は無人島。居るのは、取り残されたヤギだけ。去年から絶滅危惧種のクロアシアホウドリが営巣を始めたらしい。釣り糸、針など捨てる釣り人は少なからずなので、ゴミ掃除を徹底しないと立ち入り禁止になるかも。

(八丈小島)

メジナ、関西ではグレ、は、魚屋ではあまり見かけない魚でしょうが、磯釣りの本命です。と、言うのも、作戦を立てて、狙って釣る魚です。撒き餌の撒き方、餌を食わせるポイントまで計算して狙う魚で、決して偶然の出会いで釣る魚ではありません。
房総半島では、40cm以上、離島では50cm以上を狙います。八丈島は、三宅島三本岳(大物で知れた釣り場)よりもさらに大型が期待できます。目標は、ロクマル(60cm)だもんで、仕掛けは八丈島では、全く千葉と異なります。竿、リール、糸、針全て大型です。細仕掛けで食いを優先して、魚を掛けたらうまくいなして、釣り上げるなど、釣り雑誌の書く絵空事です(釣りのトーナメントなどは、総重量の戦いですから、小さくても細仕掛けで数を釣るつりかたになるのは当然です)。というのも、大物一発狙いですし、深い上に岩が荒々しく、糸が岩に擦れて簡単に切れてしまいます。

針に付けた餌と撒き餌を同じ流れに乗せるのがこつです。針と糸が付いたオキアミを撒き餌と同じに流す事は非常に難しかったのですが、技術の進歩で簡単に針と撒き餌を同調させることができます。実は、撒き餌に同調するように、針ではなく、ウキを沈めるよう重りで浮力を調整します。足の下の目視できるところで撒き餌のオキアミを撒いて仕掛けを投入して、ウキがオキアミと同じ速度で沈んで行くようにします。ウキは魚が食ったのを知らせるセンサーではなく、つけ餌をオキアミと同じに沈めるための道具なのです。
魚を掛けてからがまた大変です。力で寄せようとすると必ずバラします。初めの4, 5回の強い引は、糸を出していなします。で、上げ始めて魚から水面が見え始めると魚は最後の力を振り絞って潜ります。ここでもう一度糸を出してかわすと、後は魚に力は残っていません。それでも糸は非常に太い(房総ならせいぜい2号、八丈島では6号)
メジナは食べても美味い魚ですが、磯魚のため漁師でもまとまった数は取れないせいでしょうか、漁の対象にはなりません。あまり市場に出回りませんが、八ヶ岳長坂のキララシティーやひまわり市場で時々みかけます。
ところで、話は変わりますが、八ヶ岳のスーパーは、お金持ちの別荘族が多いせいか、総じて割高ですし、伊勢海老や太刀魚一匹など住宅地のスーパーでは見かけない高級食材がハイシーズンには並びます。我が家とは無関係で、出来るだけ千葉で買って、アイスボックスに入れて持って行きます。

八丈島についてみると、ウネリが残っており、渡れる岩場がほとんど有りません。その上、冷水塊で囲まれて、水温は14℃と、メジナはえさを追わず、じっとしている温度。しかたなく、ウネリが入らない湾状の岩場に入りましたが、案の定、潮は流れず、全く魚が食って来ません。魚はイスズミ(臭いので食べません)とサンノジ(ニザダイ。やはり臭い)だけ。
結局、メジナ釣りは講釈だけで、坊主でした。(魚っ)気(毛)がないので、坊主と言います。

明日はウネリはもっとおさまるでしょう。期待です。でも、また坊主では今度は言い訳できませんね。
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