先進国の凋落 EUもか?

会社の仕事は80%以上が海外で、入社以来海外出張回数は200回くらいです。就職は昭和50年台初期。海外旅行が憧れの時代。それも魅力ある会社選択の要素でした。そして時がたち、海外への好奇心が褪せ、慢性化し、初めての国でも関心が失せていきます。
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(パリ 冬の凱旋門は閑散。シャンゼリゼ通りはたばこの吸殻だらけで汚い。レストランなどが全面禁煙のため皆通りで喫煙するため)


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(ドイツ ベルリン 東西ドイツを隔てたブランデンブルク門)



このところ隔週で海外出張。先月のパリ続いて、インド、
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(インド国内の移動はprivate jetで楽楽)


  今回はベルリンへ。10日後には再度インド。アジア諸国の街の活気に比べてEUには活気が感じられません。若者の失業率は高く、置き引き、かっぱらいなどの犯罪は減っているような話はなく、街並みは数十年前(百年?)と変わらないと言うより、汚くなっているようにすら感じられます。でも犬の糞は減った。若者のマナーは最悪。中国以下かも。戦前からの巨大企業が先行者利益にすがったままで、経済は僅かに拡大していても世界での相対的な位置は緩やかな下り坂であることは分かっているのでしょうか?EUを作って、ビジネスの仕組みの巧みさで生きようとしていますが、新たな価値や技術の創造などの本質を突かず、技巧に走っているように思えます?EUのど真ん中のドイツが潤うのは当たり前で(物流がドイツ中心に流れる)、ポルトガル、ギリシャなど辺境の国々が苦しむのも当たり前。
 かく言う日本は、技術立国と称して極一部の知恵者にすがる将来戦略を喧伝していましたが、技術力頼みと言うことは労働集約の競争力を弱め、普通の若者は必要がないような産業・経済構造。技術力をベースにしつつも加工、組立の競争力を失っては、電機業界のように韓国、台湾、中国に取って代わられ、大量の若者を雇用できる産業は衰退の一途。まだましなのが自動車産業。技術力、組立ての競争力が両立しています。見事です。普通はこの相対する方針は、派閥争いでどちらか一方に偏ります。両派の言い分を聞くと、開発力は半減、組立ての競争力も半減との、最悪の中庸になります。だから、分かっちゃいても普通の日本人では治せない。日本全体としては50年後は凋落しているのかな?
 「普通の若者」は必要としない産業のあり方は、日本だけでなく、先進諸国、韓国、経済成長著しい中国でも同じで世界的な傾向です。まだ、日本はマシな方かも(良い意味でなく、規制で守られているから)。加工、組立の工程は、次々にコンピューター制御、ロボットに取って代わられ、労働人口を必要としないのです(ある記事曰く、子育て環境を改善して、女性の労働を促せば、日本も飛躍が可能と。アホか?世界で労働人口は余っているのに)。身近なところでは寿司屋さん。握りが機械に変わられ、僅かな口当たりの違いを区別できない外国人には、この職人技の違いなどわかるはずがありません。これも没個性の画一的な商品生産が基盤になっているからと思います。没個性を助長している根幹が、物質至上主義なのかな。もっと、完成度の高い良いものを大切に使い続ける(ブランド好きの日本人は悪いことではない)感性が育たないとその内全てが機械になり、人は何をするのでしょうか。
TPPと日本の農産品も同じ世界。コメは呼称は同じだが、味、安全性は同じではない。とうもろこし、大豆、小麦も僅かな味わいの差がある。こんな世界の没個性、物質主義とどう一線を画するかが日本なのかな。ここらで、日本の哲学、理念を主張することは、むしろ世界の共感を得るかも。
 今や世界の先進国が衆愚政治に陥り、目先の国家運営になってしまっているように思えます。年金を貯金して貯め続ける高齢者。日本人の財産は、死ぬ時が最も多いと。そうでない高齢者の方もたくさんおられるのでしょうが。一方、定職がなく、フリーターで将来への不安を語る若者。消費が伸びるわけがないですよね。選挙制度を基盤にする民主主義の限界かな?こんな行き詰まり感から英雄、独裁者、強い指導者を求める風潮が広まるのでしょうね。その先に、恐ろしい時代が来ることを何と無く感じていても。
 人の繁栄の基本の基本は、若者、子供達です。そこを第一に考えることが必須で、年老いた団塊の世代ではないのです。小生も団塊の一人ではありますが。
 こんなことを書くと相当に批判されるのでしょうね。
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