学生時代の仲間と歓談

一年ぶりに学生時代の仲間と東京で同窓会を催しました。関西の学校なので友人の多くは西日本に就職し、かつ、工学部なので工場や研究所勤務が大半で、関東での同窓会はなかったのですが、55歳くらいから本社勤務者が増えて来て東京でも同窓会を開催するようになりました。
我々の世代は、学生運動が収まり始めた時期でした。そのためか、強い個性派は少なく、学究肌の友人が多いのです。同級生は何人も教授をしています。ノーベル賞はまだいません。


小保方さんの話題に変わります。小生も長いこと研究に従事していました。
研究者には、実験結果を都合よく解釈する傾向が強くあります(捏造ではなく)。と言うのも、難しい研究になるほど何年経っても成果が出ません。博士論文は書けないし、無給の生活が続きます。その内、研究予算は削減されますので、益々状況は悪化します。次年度の予算獲得のために実験データを都合良く解釈して報告することは(捏造と紙一重です)、茶飯事でした。これ自体は決して責められません。そこに僅かな可能性がある限り。

皆さんの記憶に新しいところでは、地震予知連は大震災後、「予知」は言い過ぎたと反省していましたが、やはり、予算獲得のためか「予知」の看板を挙げて、大風呂敷を広げていました。今は、予知は、目標とする課題として看板の書き換えはやめたようですが。研究者が都合の良い解釈で「プレゼンスの拡大」、「予算獲得」に走る環境にあることを現しています。

研究者の現実として、難しいテーマに挑むほど、何年も結果が出ません。学位も取れません。予算もありません。そのため、研究を成果で評価するほど研究テーマの矮小化が起きます。近くの国でノーベル賞は皆無、でも、人の技術をヒントに僅かな改良だけでオリジナリティを出す方が、安くて、速くて、金儲けも容易です。
長い目で見た基礎研究は、人類のため必須です。そんな研究者を萎縮させないメカニズムが日本にはあります。ある程度の、誇大宣伝は大目に見てあげないといけません。

小保方さんがどっちだか結論は出ていません。ただ、彼女はコピペなど基本動作はまったくできていないものの、研究者としてデータを都合良く解釈する傾向は彼女の特殊事例ではありません。決して捏造ではなく、都合の良い解釈の範囲だったことを願います。
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

月別アーカイブ
カテゴリ別記事一覧
カレンダー
08 | 2017/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30