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AIを使ったノイズ、ピンボケの処理

 本当に久しぶりの投稿です。なんせ女房殿が腰の手術をしたのでかがむことができず、長時間車に座ることは難しく、八ヶ岳には2か月以上行けないでいます。その上野鳥撮影も控えていますので投稿のネタがないのです。
 今日は写真のノイズとフォーカスの甘い写真の処理をご紹介します。ツールはTopaz Labsが販売しているノイズ処理(DeNoise AI)とボケ写真の処理をするソフト(Sharpen AI)です。このソフトはAIを使っていますので、カメラメーカーのソフトに組み込まれているノイズ、ボケ処理のツールよりかなり優れています。
 まずは原画です。シマフクロウが餌場に来る前に周囲の木に止まっているところです。当然、相当に暗く、SSは1/80と遅いので、ISO 6400であっても相当にノイズが出ています。カメラはNikonの最新のD6ですがそれでもノイズがかなり出ています。その上暗闇がノイズを際立たせています。
downsize_00220914.jpg

 この写真をDeNoise AIで処理すると次のように変化します。NikonやCanonなどが出しているノイズ処理ソフトだとこれほどノイズを除去すると、写真全体が塗り絵のようにのっぺりとした画像になってしまいますが、Topazのソフトだとその欠点がありません。
 この写真は相当に暗い中でしたので、AFも十分に機能しておらず、ピントが甘いです。でも、捨てがたい構図なので、さらにSharpen AIと言うツールでシャープネスを上げてみます。
downsize_00220915.jpg

downsize_00220916.jpg

NikonやCanonのアンシャープネス機能だと異なった色調の境界線を強調していくやり方ですので、実際はシャープネスを上げているのではなく、境界線を明確にしているだけで、ボケが治っているわけではありませんが、このTopaz LabsのSharpen AIだと明らかに甘いピントが治っています。胸の毛のあたりを見ると分かります。
このAIツールは90ドル弱ですが、今の円安だと1万円以上しますが、お試し期間が無料でありますので、使ってみてください。ただし、お試し版だと会社のすかしが入りますので、完成品にはできません。


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