八ヶ岳に家さがし
八ヶ岳に家を持つに至る経緯を紹介します。どなたかの参考になればと思いますが、こればかりは人生観、価値観の問題であり、正解という訳ではありませんが。ただ、参考になればと思います。
私は、釣りキチに見えるほどの釣り好きです。そんなサラリーマン釣り師にとって天候、潮、時間の大釣りの条件が週末とぴったり合うことは、年に一度あるかないかです。そのため定年後セカンドハウスを海の近くに持ち、チャンスだけ釣りしたいと夢見ていました。サラリーマンは時合いとは関係なく、週末しか釣りに出かけられません。潮の加減や海の様子で釣れないことはほとんど分かってはいても、いそいそと出かけるのです。と言うことで定年後に住むなら、南房総かななど一人でブツブツ。女房への頭出しのつもりでぼやくと、女房殿は、台所から「一人で行ったら」と海にはまったく関心がない。そんな私がある時、セカンドハウスは八ヶ岳にしようと変化したにはきっかけがあります。
ある年の5月 小淵沢にドライブに出かけました。5月の連休は磯釣にはあまりよくない時期なので、暇なのです。メジナ、黒鯛には遅めだし、石鯛のシーズン初期といったところ。南アルプス、八ヶ岳、富士山がまだ冠雪していて青い空をバックにとっても美しかった。その時初めて八ヶ岳からの眺望に感動したように思います。八ヶ岳あたりは、子供たちが小さい頃、夏のキャンプにしばしば訪れていましたが、その時ほどの見事な景色は記憶にありません。が、女房殿が若い頃、「将来八ヶ岳に住みたいわ。」とポツリと言ったことを思い出しました。その後八ヶ岳をたびたび訪れてわかったのですが、ここの眺望は、晩秋から早春までであり、夏は富士山、第二の高峰の北岳、甲斐駒ケ岳、赤岳は早朝以外はほとんど霞の向こうにかすかに山影が見える程度で、あまり感動的ではない風景となります。夏のキャンプにしか来ていなかった小生は、その景色には気づかなかったのです。
そんな美しさを実感してからは、たびたび八ヶ岳を訪問するようになり、そんな夫婦の会話の中に、定年後は八ヶ岳に家を持つ夢が自然に混ざり始めました。
小生は、海釣と菜園などの土いじりも週末の楽しみで、土曜日は釣り、日曜日は畑作業を楽しんでいましたが、ここ千葉の住宅地での家庭菜園では圧迫感を感じていました。「木や落ち葉を燃やしてはいけない」、「草刈機は騒音なので時間帯を選び、遠慮しながら使う」、「日曜大工の電動工具も隣近所を気にかけながら使用する」、「燻製の煙にも気をつける」。そんなご近所様への配慮は当然でしょうが、窮屈ではあります。もっと広々としたところに住むのが夢でした。
それから八ヶ岳には、家探しで訪れました。まずは、大手が開発した別荘地を探索。まるで千葉郊外より少し広くした住宅地の様相であり、落ち葉焚き、草刈機の騒音にも気を遣うことになりそうなのですぐに候補から除外しました(そんな別荘にお住まいの方ごめんなさい)。現地業者が運営している小規模の別荘は、森の中で半日陰。家庭菜園、庭作りは楽しめそうにありません。高度は、1100m前後で抑えないと野菜がむつかしくなる。水田地帯まで降りれば、眺望と菜園は申し分ないですが、気温の上昇とともに蛾や蚊が半端でなく多いらしいし、村落の中なので地元との融和なんかも気を使いそう。そこで、眺望、野菜栽培、避暑と夏の虫のバランスで畑作地と山林の境界領域で家さがしをしました。それが小海線沿線で、高度1100m前後になります。東西方向は、東側の清里方面は、富士の姿が前の山茅ヶ岳に隠れ始めるので大泉より西側という具合に3次元的に場所を絞り、後はインターネットで物件探し。大まかな場所を決めたら、もう一つ大切なことは、道路の状態です。下り斜面の舗装されていない道路は、雨水の通り道になり、深くえぐれているところがあります。積雪時の除雪もされていません。おそらく四輪駆動+スタッドレスでも無理でしょう。

(ゴールデンウィークの八ヶ岳の山々)
近隣住民への騒音が気にならず、日あたりが良い広い庭となるとサラリーマンには手は届きにくく、限界があります。そんなある日、女房殿が、「こんな物件あるけど」と見つけだしたのが350坪の庭を持つ中古の今の我が家です。裏側(西側)が緩やかな林と渓流、表側(東側)が昔畑だったらしく、木のない野原で一日陽あたりがよい。まるで庭作りのための白いキャンパスが広がる。前の持ち主は、アプローチ、駐車場も作らず、庭には植木、花壇は全く無く、完全に処女地なのが気に入りました。でも、家は狭いし、使い込んであるのですが、我慢我慢。どうせ初老の夫婦の住処です。小海線大泉駅、パノラマの湯は徒歩5分圏と言うのも気に入りました。電車の信号音も頻繁だと騒音ですが、一時間に2、3回ならむしろ人の気配も感じられ安心感を与えてくれます。おまけに裏の渓流にはイワナにヤマメ。早速、3月3日に頭金を納めました。家の方は少しづつ日曜大工で改造していこうと思います。

(西の森の庭を流れる清流 イワナ ヤマメが釣れるが、釣は他に行く)

セカンドライフや別荘のブログなど随分調べました。中には、とっても豊かな人、平均的なサラリーマンなど居られますが、なかなか参考になりません。経済的な背景が、百人百様です。で、できるだけ平均的なサラリーマン?の方々に参考になればとの視点で書いていきます。
私は、釣りキチに見えるほどの釣り好きです。そんなサラリーマン釣り師にとって天候、潮、時間の大釣りの条件が週末とぴったり合うことは、年に一度あるかないかです。そのため定年後セカンドハウスを海の近くに持ち、チャンスだけ釣りしたいと夢見ていました。サラリーマンは時合いとは関係なく、週末しか釣りに出かけられません。潮の加減や海の様子で釣れないことはほとんど分かってはいても、いそいそと出かけるのです。と言うことで定年後に住むなら、南房総かななど一人でブツブツ。女房への頭出しのつもりでぼやくと、女房殿は、台所から「一人で行ったら」と海にはまったく関心がない。そんな私がある時、セカンドハウスは八ヶ岳にしようと変化したにはきっかけがあります。
ある年の5月 小淵沢にドライブに出かけました。5月の連休は磯釣にはあまりよくない時期なので、暇なのです。メジナ、黒鯛には遅めだし、石鯛のシーズン初期といったところ。南アルプス、八ヶ岳、富士山がまだ冠雪していて青い空をバックにとっても美しかった。その時初めて八ヶ岳からの眺望に感動したように思います。八ヶ岳あたりは、子供たちが小さい頃、夏のキャンプにしばしば訪れていましたが、その時ほどの見事な景色は記憶にありません。が、女房殿が若い頃、「将来八ヶ岳に住みたいわ。」とポツリと言ったことを思い出しました。その後八ヶ岳をたびたび訪れてわかったのですが、ここの眺望は、晩秋から早春までであり、夏は富士山、第二の高峰の北岳、甲斐駒ケ岳、赤岳は早朝以外はほとんど霞の向こうにかすかに山影が見える程度で、あまり感動的ではない風景となります。夏のキャンプにしか来ていなかった小生は、その景色には気づかなかったのです。
そんな美しさを実感してからは、たびたび八ヶ岳を訪問するようになり、そんな夫婦の会話の中に、定年後は八ヶ岳に家を持つ夢が自然に混ざり始めました。
小生は、海釣と菜園などの土いじりも週末の楽しみで、土曜日は釣り、日曜日は畑作業を楽しんでいましたが、ここ千葉の住宅地での家庭菜園では圧迫感を感じていました。「木や落ち葉を燃やしてはいけない」、「草刈機は騒音なので時間帯を選び、遠慮しながら使う」、「日曜大工の電動工具も隣近所を気にかけながら使用する」、「燻製の煙にも気をつける」。そんなご近所様への配慮は当然でしょうが、窮屈ではあります。もっと広々としたところに住むのが夢でした。
それから八ヶ岳には、家探しで訪れました。まずは、大手が開発した別荘地を探索。まるで千葉郊外より少し広くした住宅地の様相であり、落ち葉焚き、草刈機の騒音にも気を遣うことになりそうなのですぐに候補から除外しました(そんな別荘にお住まいの方ごめんなさい)。現地業者が運営している小規模の別荘は、森の中で半日陰。家庭菜園、庭作りは楽しめそうにありません。高度は、1100m前後で抑えないと野菜がむつかしくなる。水田地帯まで降りれば、眺望と菜園は申し分ないですが、気温の上昇とともに蛾や蚊が半端でなく多いらしいし、村落の中なので地元との融和なんかも気を使いそう。そこで、眺望、野菜栽培、避暑と夏の虫のバランスで畑作地と山林の境界領域で家さがしをしました。それが小海線沿線で、高度1100m前後になります。東西方向は、東側の清里方面は、富士の姿が前の山茅ヶ岳に隠れ始めるので大泉より西側という具合に3次元的に場所を絞り、後はインターネットで物件探し。大まかな場所を決めたら、もう一つ大切なことは、道路の状態です。下り斜面の舗装されていない道路は、雨水の通り道になり、深くえぐれているところがあります。積雪時の除雪もされていません。おそらく四輪駆動+スタッドレスでも無理でしょう。

(ゴールデンウィークの八ヶ岳の山々)
近隣住民への騒音が気にならず、日あたりが良い広い庭となるとサラリーマンには手は届きにくく、限界があります。そんなある日、女房殿が、「こんな物件あるけど」と見つけだしたのが350坪の庭を持つ中古の今の我が家です。裏側(西側)が緩やかな林と渓流、表側(東側)が昔畑だったらしく、木のない野原で一日陽あたりがよい。まるで庭作りのための白いキャンパスが広がる。前の持ち主は、アプローチ、駐車場も作らず、庭には植木、花壇は全く無く、完全に処女地なのが気に入りました。でも、家は狭いし、使い込んであるのですが、我慢我慢。どうせ初老の夫婦の住処です。小海線大泉駅、パノラマの湯は徒歩5分圏と言うのも気に入りました。電車の信号音も頻繁だと騒音ですが、一時間に2、3回ならむしろ人の気配も感じられ安心感を与えてくれます。おまけに裏の渓流にはイワナにヤマメ。早速、3月3日に頭金を納めました。家の方は少しづつ日曜大工で改造していこうと思います。

(西の森の庭を流れる清流 イワナ ヤマメが釣れるが、釣は他に行く)

セカンドライフや別荘のブログなど随分調べました。中には、とっても豊かな人、平均的なサラリーマンなど居られますが、なかなか参考になりません。経済的な背景が、百人百様です。で、できるだけ平均的なサラリーマン?の方々に参考になればとの視点で書いていきます。
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